日本にクレジットカードが誕生してから2020年で60年。クレジットカードとともに歩んできたダイナースクラブの歴史をご紹介します。
ダイナースクラブは、第2次世界大戦が終わってまだ日も浅い1950年(昭和25年)、アメリカで実業家マクナマラと友人の弁護士シュナイダーによって設立されました。
きっかけは、ニューヨークのレストランでのこと。食事を終えたマクナマラは財布を忘れてきたことに気づき、あわてて郊外の自宅に電話、夫人に現金を届けてもらいました。なんとか支払いは済ませたものの財布の到着を待っているのはかなり気まずいものでした。そこで彼は友人のシュナイダーに相談し、二人で1万ドルずつ出し合い、ツケで食事ができるクラブをつくることにしました。
クラブの名前は食事をする人という意味の「ダイナース」。ここに初めて、カードさえあれば、自分の顔を知らない店でも食事ができるクラブができたのです。
12月2日 日本ダイナースクラブ創立
最初のカードは紙製でしたが、すぐにプラスチック製のカードに移行しました。当時は日本国内でしか利用できず、表面にサインをし、希望があれば裏面に写真を入れて発行しました。実は、プラスチック製のクレジットカードの発行を一番はじめに考案して使いだしたのは日本のダイナースクラブなのです。
年会費は1,800円。US$5を当時のレートで円換算した金額です。
創刊時の名称は「The Diners Club Magazine」。1968年から、現在会員の皆様にご愛読いただいている会員誌「SIGNATURE」として発行。
今では当たり前の口座振替はここから始まりました。
年会費6,000円。このころ、ダイナースクラブカードが唯一海外で使用できる日本発行のクレジットカードでした。
このころからさまざまなクラブサービスを展開。T&E(トラベル・アンド・エンタテイメント)カードとして成長をはじめます。
出発前の慌しさを忘れられる空港ラウンジ。今では日本国内のみならず、世界中に広がりました。
バラエティーに富んだ賞品をお届けしているリワードプログラムの始まりです。当時は10,000円1ポイントで換算していました。
リアルタイムな情報をお伝えするため、公式ウェブサイトを開設。いつでもどこでも必要な情報をご覧いただけます。
ダイナースクラブ プレミアムカードの発行を皮きりに、銀座ダイナースクラブカードやANAダイナース プレミアムカードなどを次々と発行。2016年には待望のIC化を開始。
イタリアンレストランウィーク、銀座レストランウィークにも協賛し、ファインダイニングの輪を広げました。
待望のIC化を開始しました。サインに代わり暗証番号の入力でお支払ができます。セキュリティ面も向上し、安心してご利用いただけます。
スマートフォンから手軽にサービスを利用できるようになりました。
ご好評をいただいているエグゼクティブ ダイニングに加え、ごひいき予約.com、ごほうび予約を開始。
“次の60年へ”向けて
60周年の新たな節目として、カードデザインを刷新。
おもて面のエンボス(凹凸のある印字)をなくし、さらに上質で光沢のあるデザインに生まれ変わりました。
また、サインや暗証番号を入力することなく対象店舗の端末にカードをタッチするだけでスピーディかつスムーズに決済できるようになりました。