若手の発想と行動が鍵となる、
真新しい挑戦
「ふるさとときめきプロジェクト」は、ダイナースクラブカードならではの「目利き力」で、日本各地のまだ知られていない魅力を届ける取り組みです。若手社員の発想からはじまり、チーム全員が一丸となって育ててきたこのプロジェクト。立ち上げの舞台裏や、チームの挑戦・成長の軌跡について、プロジェクトメンバー4名に語ってもらいました。
Project Member

- 加盟店営業部
加盟店営業推進第1チーム
チーム長
1998年入社 - 小林
ふるさとときめきプロジェクトの立ち上げ期から中心メンバーとして携わり、地域の魅力ある商品やサービスを会員様に届ける仕組みづくりをリード。若手の意見を積極的に取り入れながら、チームの成長とブランド価値向上の両立を目指す。

- 加盟店営業部
加盟店営業推進第1チーム
マネージャー
1992年入社 - 緒方
高品質・限定・希少といったキーワードを軸に、本プロジェクトでは地方の魅力を引き出す営業スタイルを貫く。自治体や地域事業者との連携にも意欲的で、新しい取り組みに挑戦している。

- 加盟店営業部
加盟店営業推進第1チーム
アシスタントマネージャー
2023年入社 - 美濃部
前職の旅行会社での経験を生かし、体験型コンテンツや高付加価値商品の造成を担当。入社間もない中でも積極的に新規開拓に挑み、酒蔵とのコラボレーション企画などを実現。社内外の多くの関係者を巻き込みながら、地域と会員をつなぐ架け橋として活躍。

- 加盟店営業部
加盟店営業推進第1チーム
主任
2022年入社 - 関和
本プロジェクトでは、加盟店とのリレーションづくりに力を入れ、現地取材や販促活動を通して地域の魅力を丁寧に伝える。チームワークを大切にしながら、積極的に意見を発信し続け、新たな魅力を生み出している。
Session 01
若い目が見つけた地方の価値
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美濃部
- 私が入社したのは2023年12月で、ちょうど「ふるさとときめきプロジェクト」が始動するタイミングだったのですが、どういった経緯でこのプロジェクトは立ち上がったのですか?
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小林
- ダイナースクラブカードの会員様の多くは首都圏や近畿圏に集中しています。このことから、ご提供するサービスやご案内も、こうした地域が多くなりがちです。ですが、日本各地にはまだ知られていない素晴らしいものがたくさんあります。そこで、私たちの「目利き力」で地方の魅力を届けたい、という若手社員のアイデアがきっかけになって、このプロジェクトが動き出しました。ダイナースクラブカードならではの上質な感性を生かし、地域の価値を発信することで、地方経済の活性化にもつなげたいという想いがありましたね。
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緒方
- このプロジェクトは、当社が所属する三井住友トラストグループのビジネスプランコンテスト「未来創造フェスティバル」にエントリーした企画がきっかけでした。若手が中心になってまとめた企画は、残念ながらフェス自体では選出されませんでしたが、社内外から「ぜひ形にすべきだ」と背中を押されて、正式にスタートしました。当初から「高品質・限定・希少」というキーワードを共通認識として持っていたのが特徴です。
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関和
- 具体的には、入社1年目と2年目の社員による発案でしたね。現在も私たちのチームでは、若手の意見が本当に尊重されていると感じます。私は新卒で入社してまだ数年ですが、このプロジェクトに携わる中で、提案から掲載までの一連の業務を任せてもらっています。最初は不安もありましたが、自分の提案が採用されて形になった時の嬉しさは格別ですね。若手が意見を言える文化が根付いていて、挑戦を後押ししてくれる環境があるのは嬉しいです。
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美濃部
- そうですよね。私は、前職で旅行業に携わっていたこともあり、「地域の魅力を発信する仕事をしたい」と上長に相談して参加させてもらいました。手を挙げれば挑戦できる環境はやりがいにつながりますよね。ダイナースクラブ会員誌「SIGNATURE」とウェブサイトの2つの媒体で情報を発信していくスタイルにも新鮮さを感じましたし、どちらもゼロからつくっていく過程で、自分の意見が反映されていく実感がありました。
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小林
- 私たちが所属する営業本部の基本的な考え方として、「仕事は明るく楽しく、まずやってみる、我がこととして取り組む」があります。常にどうしたらできるかを考え、職位・年齢に関わらず遠慮なく発信する文化が浸透していることが大きいと思います。また、2024年度から「チャレンジ&イノベーション」を合言葉として、全社的に持続的成長に向けた活動を展開していることからも、若手がのびのびと意見を言える風土や文化が培われたのだと感じます。上司も含めて「チーム全員で考える」のが当たり前になっていますね。




Session 02
加盟店・官公庁・会員様を巻き込む開拓
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緒方
- 一番大変だったのは、やはり各地域での加盟店開拓でしたね。プロジェクトで紹介したいと考えたお店の多くは、まだクレジットカード決済に対応していない場所ばかり。そもそも「クレジットカード決済とは?」という説明からはじめることも多く、粘り強い営業活動が必要でした。
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関和
- また、地方には流通に乗らない「本当にいいもの」がたくさんあるのですが、それを広く知らしめることに抵抗を感じるお店も少なくありませんでした。「なぜ私たちが関わるのか」「どう発信していくのか」を丁寧に説明して信頼を築いていく必要がありましたよね。
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小林
- そうした加盟店開拓の中でも、印象に残っているのが北海道の礼文島での取り組みです。三井住友トラストグループのネットワークを生かし、三井住友信託銀行の札幌支店からの紹介で、現地のバフンウニを販売する店舗と出会いました。北海道最北端の宗谷岬に近い島でつながりが生まれ、そこにある本物の食を本プロジェクトで紹介できると決まった時は、感慨深い気持ちになりました。
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美濃部
- 私はある酒蔵とのコラボレーション企画が思い出深いですね。最初は「日本酒が本当に売れるのか」と社内から不安の声もありました。でも、本当にいいものだと感じていたので、どうしてもこのプロジェクトで紹介したかったのです。そこで何度も現地に足を運び、当社の社長や役員にも同行いただいて対話を重ねることで、理解が得られました。酒蔵の方からも「ここまで熱意を持って関わってくれて嬉しい」と言っていただけ、私も最後まで諦めなくて本当に良かったと思いました。
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緒方
- 美濃部さんは、地方の県庁にも掛け合って、体験型のコンテンツもつくっていますよね。官公庁も地域を盛り上げたいという想いがあるので、双方の想いが噛み合うことで本当にいい関係が生まれていると思います。
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小林
- 参加店の皆様からは「限定商品がすぐ完売した」、会員様からは「次はこの地域を取り上げてほしい」などの声が届いています。少しずつですが、確実に広がりを感じています。




Session 03
部署や役職の垣根を越えて行う地方創生
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美濃部
- 最初は個々で動く場面も多かったですが、プロジェクトが進むにつれてチーム全体で動く一体感がどんどん強まっていきました。とくに会員誌「SIGNATURE」の地域特集をつくる時は、皆で意見を出し合いながら進めていくのがすごく楽しかったです。取材先の候補や特集テーマを相談するうちに、それぞれの得意分野が見えてきて、自然と役割分担が生まれました。目標を共有して議論できるようになった瞬間、チームが一つになったと感じましたね。
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関和
- 私も、そう思います。加盟店開拓以外でも、プロジェクトの認知を広げるために、加盟店や社内向けのノベルティとしてカレンダーをつくった時にもチームの力を感じました。プロジェクトに参加いただいた加盟店の写真を掲載したものだったのですが、撮影の選定からデザインの最終調整まで、若手でアイデアを出し合い、全員で意見を出し合いながら形にしていきました。時間が限られる中での作業でしたが、誰かが提案すると誰かがすぐに動いてくれる──そんな連携のスピード感に、このチームらしさを感じましたね。
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小林
- また、このプロジェクトでは、加盟店営業部だけでなく役員や他部署の協力のもと、全社が一体となって動いていることも特徴です。プロジェクトが地域との新しい接点をつくるという性質上、会社全体の理解と協力が欠かせません。先ほどの美濃部さんの話もそうですが、若手が地方へ出張する際に社長や役員が同行することもあり、会社全体が本気で地域に向き合っていることを実感しますね。そうした姿勢が、若手にとっても大きな励みになっていると感じます。
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緒方
- そうですね。私たちとしても「会社が後押ししてくれている」という安心感がありますし、若手の方にとっては、社長や役員と一緒に仕事をすることで大きな学びの機会になっていると思いますよ。現地での視点や判断を共有できることは、自分自身の視野を広げるきっかけにもなりますし、チームの結束をより強めるものだと感じています。
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美濃部
- 社内の広報チームとも連携しながら活動しているので、まさに全社プロジェクトという感じです。部署や役職の垣根を越えて、同じ目標に向かって動けるのはこの会社ならではの魅力だと思います。




Session 04
プロジェクトが結びつけたもの
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関和
- 私にとって一番のやりがいは、プロジェクトを通じて「この地域に行ってみたい」と思ってもらえるきっかけをつくれることです。会員誌やウェブサイトを見た会員様が実際に現地を訪れ、加盟店で食事や体験を楽しんでくださる。そんな瞬間を想像すると本当に嬉しくなります。
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緒方
- 次はどんなことを企画してみたいですか?
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関和
- これまでも、お祭りの特別席を用意して参加いただくような企画を実施してきましたが、今後は旅行会社と連携して、現地の食事や体験を楽しんでいただける企画を広げていきたいと思っています。やはりダイナースクラブといえば「食」が原点。地方に眠る希少で美味しい食材を、会員様に直接味わってもらえるような場をつくることが、私の次の挑戦です。
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美濃部
- 私も、このプロジェクトの魅力は「高付加価値のあるものを会員様に届ける」ことにあると思っています。そもそも私がこの会社に入社した理由の一つも、そうした価値あるものを通じて人と地域をつなぎたいという想いからでした。私たちならではの「目利き力」や「希少性のあるコンテンツ」を生かして、地域の魅力を会員の皆様にお届けできるのは、このプロジェクトだからこそのやりがいです。もちろん挑戦の連続ですが、上司やチームの皆さんがいつも背中を押してくれるので、安心して前に進むことができています。
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小林
- 若手の柔軟な発想が、プロジェクトを大きく前進させていく鍵ですし、自分で発掘し、交渉し、形にしていく過程で、企画力や交渉力などが磨かれたと思います。ベテランとしては、その成長を見られるのが何より嬉しいです。
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緒方
- 二人が言うこのプロジェクトの魅力は、当社の強みでもありますよね。一見、クレジットカード会社がやらなさそうな領域に踏み込み、地域の小規模事業者や自治体と向き合い、彼らの想いやこだわりを理解して発信する。大量販売では得られない深いつながりを感じますし、そうした経験が営業の力にもなっています。
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小林
- 「ダイナースクラブカードだから一緒にやりたい」と加盟店に思っていただけるように、若手、中堅、ベテランが一緒になってプロジェクトの存在感を高めていきたいですね。ダイナースクラブカードの価値向上につながり、地域の活性化にも寄与できる。このプロジェクトを、そうあり続けられるようにしていきましょう。

※所属部署・部署名は取材当時のものです。
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