もっと多くの人へ、
確かな価値を伝えていく
ダイナースクラブカードは、世界初の多目的クレジットカードとして1950年に誕生しました。その歴史と誇りを受け継ぎながら、ブランドの魅力を次世代へとつなぐために活動している、マーケティング企画部。広告宣伝・PR・金融教育というそれぞれの分野からブランドを支える3名に、取り組みの裏側や仕事への想いを聞きました。
Project Member

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マーケティング企画部
ブランド・プロモーションチーム
チーム長
2011年入社 - 加藤
ブランド・プロモーションチームのチーム長を務めながら広報室を兼務し、PR活動全体の企画から実行、メディア対応まで幅広く担当。ブランドの社会的信頼を高めるため、イベントやプレスリリースを通じてダイナースクラブカードの魅力を世の中に発信している。

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マーケティング企画部
広告宣伝・オンラインセールスチーム
マネージャー
2023年入社 - 勝間田
メーカーでマーケティング・広告関連の経験を積み、キャリア採用で入社。広告宣伝やオンラインセールスを担当し、ダイナースクラブのブランド価値を高めるコミュニケーション設計を担う。ブランドの原点である「食」や「豊かな体験」を軸に、時代に合わせた広告戦略を企画・推進する。

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マーケティング企画部
ブランド・プロモーションチーム
アシスタント・マネージャー
2017年入社 - 黒川
ブランド・プロモーションチームと広報室を兼務し、SNSを活用した情報発信を担当。また、金融教育の講師として学校や企業で講義も行い、若い世代にクレジットカードの知識を伝えている。
Session 01
単なる決済手段を超えるカード
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加藤
- 当社が行うPR活動では、ダイナースクラブカードを単なる決済手段ではなく、「会員様の人生を豊かにする体験を提供するカード」として伝えることを大切にしています。
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黒川
- まさに、ブランドメッセージにもある「ここでしか、見つけられないものがある。」という言葉を体現するということですよね。
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加藤
- そうです。だからこそ、私たちが行うPR活動では、プレスリリースを出すだけでなく、メディアの方々にも実際にイベントやサービスを体験いただき、ダイナースクラブカードならではの価値を感じてもらうことを意識しています。
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勝間田
- 加藤さんの言う「単なる決済手段ではない」というところは、PR活動をする上でとても重要だと思います。人生を豊かにできる出会いを創出していることがダイナースクラブのユニークなところで、それをしっかりと伝えていくことが大事ですよね。しかし、メディアの方々に体験してもらうことには、どんな狙いがあるのですか?
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加藤
- 私たちからその良さを発信しても手前味噌になりかねないからです。メディアの方に実際に体験してもらい、メディアの方が感じた内容で発信していただくほうが、魅力がよりリアルに伝わりますから。
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黒川
- たとえば、食をテーマにしたイベントでは、メディアの方々に実際に料理を味わっていただくこともあります。五感で感じてもらうことで、記事にも自然と熱量がこもりますし、ブランドの魅力がより深く伝わると感じています。
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加藤
- そうですね。とくに「フランス レストランウィーク」や「銀座レストランウィーク」など、長年協賛しているイベントは、ダイナースクラブカードの原点でもある「食の体験」の魅力を示すものでもありますからね。
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勝間田
- なるほど。メディアの方から伝えていただくというのは理に適っています。また、PR活動は即時的な発信ができる分、ブランドの今を伝える重要な役割を担っていますから、ブランドの歴史を踏まえつつも、時代に合わせた発信を模索していく必要がありますよね。
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黒川
- そうなんです。そのため、SNSでもPR活動と連携して、イベント情報やカードの新サービスを発信しています。若い方にもダイナースクラブを知っていただき、興味を持っていただくための取り組みを強化中です。




Session 02
「食」という原点を伝える
クリエイティブ
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加藤
- 最近でとくに印象に残っているのは、勝間田さんが中心になって制作された、2025年9月にスタートした新TVCMのプロモーションです。放映前からメディアへのアプローチを重ねたことで、情報番組に取り上げてもらうことができました。
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勝間田
- 私にとっても思い出深い仕事になりましたよ。ダイナースクラブは1950年に誕生した世界初の多目的クレジットカードです。「レストランで現金を忘れた」というストーリーをきっかけに生まれたブランドであり、「Diners=食事をする人」というブランド名の由来にもなっています。日本では65周年という節目の年でもあったので、誕生のきっかけを改めて知ってもらういいタイミングとして、新しいクリエイティブを制作することにしました。
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加藤
- カードの誕生ストーリーそのものを描くことで、ブランドの原点を感じてもらえるようにと考えたのですね。広告では俳優・長谷川博己さんを起用していますが、いつの時代もカードの最先端を行くブランドの世界観にとても合っていると思います。
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勝間田
- 「1950年篇」と「1960年篇」の2本を制作しましたが、はじめは1950年篇だけの予定でした。でも、広告代理店の方とディスカッションを重ねる中で、1950年篇のブランド誕生の瞬間、1960年篇の日本でのはじまり、という2本を制作することにしました。
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加藤
- セットや衣装、料理の細部にまでこだわっていて驚きました。実際の料理も当社ともつながりが深いホテルニューオータニが監修されていて、本当にその時代のメニューを再現しているんですよね。社員もエキストラとして参加していて、社内でも話題になりました。
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勝間田
- やはり「本物の体験ができる」ということが、ダイナースクラブの大きな特徴ですから、その点はこだわり抜きました。撮影にいたるまで大変だったのですが、よりブランドの魅力が伝わるものになったと思います。
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黒川
- SNSでも反響が大きく、俳優・長谷川博己さんのファンアートが投稿されたり、「歴史があるのに新しい」「食にこだわる姿勢が素敵」とコメントがあるなど、予想以上の広がりを感じました。本当に多くのつながりを生んだプロジェクトになりましたね。やはり、時代に合わせた発信の工夫が大切だと感じます。
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勝間田
- また、代理店さんの提案をそのまま受け入れるだけでなく、私たち自身も積極的に意見を出して進めたことも印象深いです。チームで議論を重ねながら納得のいく形に仕上げられたと思います。
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加藤
- 自分たちの考えで進めていく。それも、当社の特徴ですよね。ブランドの理解や会員様の声に一番近いのは自分たちですから。




Session 03
「クレジットカードの起源」
ならではの金融教育
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勝間田
- 最近ではPR活動として、「金融教育」を行っていると思いますが、いつ頃からはじめたのですか?
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黒川
- 金融教育の取り組みをはじめたのは2022年です。成人年齢の引き下げにより、若い世代がクレジットカードを持つ機会が増える中で、「正しい知識を伝えたい」という想いからスタートしました。きっかけとなったのは、ダイナースクラブの会員様であり、大学で金融講義を担当されている講師の方から講演の依頼があったことでした。大学での講義からスタートして、現在は高校や中学校、さらには親子向けイベントまで幅広く展開しています。
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加藤
- 金融教育は、会社としての社会的意義も大きいですよね。クレジットカード会社という立場から、お金の安全な使い方やキャッシュレスの仕組みを分かりやすく伝えることが、社会貢献にもつながっています。もちろん収益事業ではありませんが、役員層も「やる意義がある」と理解してくれており、会社全体で取り組んでいます。
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勝間田
- 私も講義内容を拝見しましたが、すごく分かりやすくて、学生たちが興味を持てる構成になっていましたよね。テンプレートではなく、講義相手が大学生なのか、高校生なのか、相手に合わせてカスタマイズしているのが印象的でした。受け手の年齢や理解度に合わせて内容を変えるのは、手間がかかる分、想いが伝わる活動だと思います。
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黒川
- ありがとうございます。実際に「学校でお金のことを教わる機会がなかったので貴重な体験でした」と言ってくれた高校生の言葉は、とても心に残っています。社会に出る前に、お金の基本を学ぶことができる機会を提供できたのは、大きな意味があると思います。
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加藤
- 徐々に私たちの取り組みが認知されてきて、「子どもにも聞かせたい」「うちの学校でもやってほしい」という声もいただくようになりました。とくに今は現金と電子決済が混在する時代ですから、正しい知識を持つことが重要だと改めて感じますね。
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黒川
- 講義の中では、スマホ決済やクレジットカードの安全な使い方など、実生活に即した内容も取り入れています。質問で「現金は将来なくなるのですか?」と聞かれた時は少しドキッとしましたが、どんな質問にも丁寧に答えるよう心がけています。
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勝間田
- クレジットカード会社として長い歴史を歩んできた当社だからこそ、伝えられることがたくさんありますよね。まさにブランドとしての信頼にもつながる活動だと思います。




Session 04
「自分に一番のカード」
になるための体験を
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加藤
- ダイナースクラブカードの魅力の一つは、その歴史にあると考えています。クレジットカード業界のパイオニアとしての誇りと、「食」を起源とするブランドストーリーをこれからも大切にしていきたいです。時代が変わっても、会員様の人生を豊かにするという理念は変わりません。
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勝間田
- 私も同じ考えです。広告の立場からは、より多くの若い世代に「ダイナースクラブカードを知ってもらう」ことが目標です。そのためには、一方的な広告ではなく、会員様と双方向でつながるインタラクティブなコミュニケーションを広げていきたいと思います。最終的には「マイベストカードがダイナースクラブカードだった」と言われるようなブランドを目指しています。
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黒川
- 私は、金融教育の活動を通じて、ダイナースクラブカードの歴史を若い人たちに伝えることが「当社らしさ」だと感じました。世界ではじめての多目的クレジットカードとしての歩みから伝えられることは単なる知識以上の価値がありますし、これからも教育活動を通して、ダイナースクラブカードを身近に感じてもらえるようにしたいですね。
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加藤
- 最高品質のサービスを提供するという精神は、PRや金融教育の活動にも通じていますよね。メディアを通してだけでなく、直接体験した人の心に残るブランドでありたいと思います。そのきっかけとして魅力的な情報発信を続けていきたいですね。
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勝間田
- そうですね。そして、長年培ってきた伝統を守るだけでなく、新しい挑戦を重ねながら進化していくことが重要ですから、SNSや動画など、新しいメディアを活用しながらも、根底にある「人と人とのつながり」という価値を失わずにいたいと思っています。
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黒川
- 会員様との関係を大切にし、心のこもった体験を届ける。それが、これからも変わらないブランドの在り方だと思います。

※所属部署・部署名は取材当時のものです。
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